🪦 仏手煙蓮|この「呼吸する」紫砂の香炉、霊山の月光を逆流させて現世に注ぐ
香りは本当に「逆流」できる
師匠が古法「紫砂双重気孔」の技を用いて
仏手の掌紋に漂う煙道を隠した
最も絶妙なのは蓮の蕊心にあるマイクロン級孔配列
煙が滝のように逆さに垂れ、月光の紗となる
▫️ 窯炎の暗号
▸ 材質:宜興黄龍山原鉱紫砂(天然鉄質星斑含有)
▸ 工芸:明代「木葉灰釉」復焼技法(1310℃還元炎)
▸ 構造:三重気孔漸進式煙道、煙が90秒間逆流して散らぬ
▸ 寸法:12.8×9.6×6.4cm(十二月令の吉祥数に暗合)
▫️ 焚香心法
• 朝焚き——煙が仏指に沿って攀縁、露が葉脈を溯るが如し
• 昼供養——日光が煙瀑を貫き、机に『般若心経』の光紋を投影
• 夜焚き——月光と煙霧が交融、淡紫色のエネルギー場を生成
※九回毎に普洱茶湯で養器、紫砂に次第に包漿玉光が育つ
▫️ 時空顕現
あの夜、長時間露光撮影中
煙が自動的に菩薩の横顔に凝結するのを目撃
急須世家の伝人が炉身を撫でて言った:
「これは洪武年間の御窯の残片で配合した土です」
後日、電子顕微鏡で観察すると
各気孔の内壁に
清代蔵香舗の秘伝「月光染煙」調合花粉が沈殿していた
今、彼は私の竹茶台の東角を鎮護する
沈香粉を焚くたび
煙が仏の掌の中で
幾重にも重なる琉璃色の煙蓮を開くのを見る
逆流する軌跡の中に
草木灰と窯火の
六百年にわたる対話が秘められている:
「君が焚いているのは香料ではない
土が輪廻の中で覚えている月光だ」